2022.12.29 Thu
発達障害を持っていると、生きづらさを感じながら生活をしているため、辛い思いをしている人が多いというイメージがあるかもしれません。しかし、実は特徴的な感性を発揮して芸能界・スポーツ界など多方面で活躍している有名人もたくさんいます。障害だけに目を向けるのではなく、持って生まれた得意なことや興味を示した好きなことを活かし、強いこだわりを持って一つのことを極めれば、大きなことを成し遂げたり、有名になれる可能性も十分にあります。その特性を認め、才能を伸ばすような教育等の仕方が変われば、個性を伸ばして生きやすい生活を送れる方が増えるかもしれません。
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運営部が独自に調べてみた一例ですが、発達障害を公表されている(一部公表していない方も含む)有名人をご紹介します。
【ADHD(注意欠陥・多動性障害)の有名人・芸能人・スポーツ選手】
・長嶋茂雄
長嶋茂雄さんは一つのことに集中すると他が見えなくなったり、相手チームの顔色が読めないと困惑していたことから、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特徴と合致する部分があります。
・黒柳徹子
黒柳徹子さんは計算障害とADHD(注意欠陥・多動性障害)だけでなくLD(学習障害)も併発しています。このように発達障害以外にも何個もの症状を併発している人も少なくありません。
・さかなクン
海洋生物の知識が豊富なさかなクンですが、学生時代は絵や図工が得意でしたが他の勉強は全くだめという発達障害の特徴が全面に出ていたそうです。そしてさかなクンの場合、お母様が素晴らしく、魚の絵ばかりを書く息子を止めず個性を理解し活かす教育をしていたそうです。
・ジミー大西
ジミー大西さんの絵は数百万で取引されるほど価値があるそうで、特に色彩感覚はずば抜けた才能があるそうです。ジミー大西さんのような、特定の分野に天才的な才能を見せる人はサヴァン症候群(左脳が損傷し、右脳だけが補うように発達する)とも言われています。
・深瀬慧(SEKAI NO OWARI)
SEKAI NO OWARIの深瀬さんは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を公表しており、小さい頃は喧嘩が多く、集中力がなく成績も悪かったそうです。学生時代は二次的障害でひどいパニック障害を患い、精神科に入院していたという壮絶な過去も公表しています。深瀬さんのように発達障害の人の中には、精神疾患を合併症として発症する方も多く、二次的障害に苦しんでる方もいます。
【アスペルガー(自閉症スペクトラム障害)の有名人・芸能人・スポーツ選手】
・イチロー
イチローさんは公表していないですが、毎朝カレーを食べる、飯は絶対炊きたてや、いつもと違う調味料を使うとすぐに気づくなど、食へのこだわりや味覚が過敏なエピソードや、球場入りまでの行動が決まっているこだわりの強さから、アスペルガー症候群の特徴が垣間見えます。
・米津玄師
米津玄師さんは発達障害を公表しており、昔組んでいたバンド仲間とのコミュニケーションが上手く取れず解散してしまったり、他人が何を言っているのか理解できないこともあったそうです。また、音楽を作る際のこだわりが強いため、億を超える再生回数を叩き出すほどの曲を作り出せるのでしょう。
・スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズさんは子どもの頃から、興味を示したことは全てやらないと気がすまない子どもだったそうで、勉強にはとことんのめり込んでいたため飛び級するほど成績が伸びたそうです。アップル製品の芸術性の高さは、デザインに対して頑なに主張を曲げないこだわりの強さから来ているかもしれません。
・栗原類
栗原類さんは「ネガティブすぎるモデル」としてテレビや雑誌で活躍されてます。発達障害もカミングアウトされています。栗原さんもやはりこだわりが強く、物の位置が少しでもずれていると気持ち悪く感じて直してしまったり、人の怒鳴り声や大きな声、テレビの大きな音がとても苦手という聴覚過敏の特性もあります。
・イーロン・マスク
イーロン・マスク氏も自身がアスペルガー症候群であることをアメリカの人気番組で公表しました。電気自動車を考案したり、火星に人類を送り込もうと計画している稀代の起業家として知られる彼は、人とは違う感性やこだわりを持っているからこそ、世界を驚かせるような事業を展開しているのでしょう。イーロン・マスク氏は次から次に新しいことが思い浮かんでしまい、シャツのボタンが上手く留められないという逸話もあることから、ADHDの特性も持ち合わせているかもしれません。
【LD(学習障害)の有名人・芸能人・スポーツ選手】
・ミッツ・マングローブ
ミッツ・マングローブさんの場合、字が認識できないため読むことが困難だそうです。そのため全て絵にしてイメージで捉えるという勉強法を行い、慶応義塾大学法学部に合格。『女装家』として、バラエティ番組で活躍されております。
・トム・クルーズ
トム・クルーズさんは難読症です。字が読みにくい、または全く読めないためセリフは録音したものを聞いて覚えるという独自のやり方で克服し、ハリウッドスターとして数々の映画に出演しております。
どの方も各分野において活躍されていますよね。子どものときから療育として、好きなことを見つけたり、得意を伸ばしたりする機会を作ることで、将来の幅を広げたりすることができます。親としてできることは、子どもを信じて、機会と環境を作ることなのかもしれません。
参照・参考サイト:BRAIN CRINIC
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