2020.12.26 Sat
枚方市で行なっている「産後ケア」をご存知ですか?これはぜひ妊娠中に、ママの心と身体を守るお守りのように知っておいて欲しいと思います。
それは、産後ママ安心ケアサービス(枚方市産後ケア事業)です。
枚方市は大阪府内初となる産後ママ安心ケアサービス(枚方市産後ケア事業)を枚方市内の本事業利用可能な産科医療機関および助産院で行っています。この事業は市民を対象に、出産後の心身ともに不安定になりがちな時期にお母さんと赤ちゃんの健康を守り、健やかな育ちを支援するため、心身のケアや育児相談などを行います。
対象は、枚方市民で生後4ヶ月未満の赤ちゃんとお母さん。家族等から支援を受けられない方で、育児に不安や疲れを感じている場合に利用できます。生後4ヶ月までしか受けれないので、「あ、しんどい。無理や!でも・・・」となって迷ってる間に対象時期が過ぎてしまうこともあります。いつまで利用できるのかは妊娠中に把握しておくことをお勧めします。
どんなことをしてくれるのか?それは、参加医療機関および助産院に母子同室で滞在し、助産師等の専門スタッフからカラダとこころ・育児のサポートを受けることができます。例えば、おっぱいを上手に飲んでくれない・夜は1時間置きに起きるけどおっぱいのせいかな?沐浴がうまくできない・家事と育児の両立がうまくできてないよ・赤ちゃんと二人きりだとわからないことばかり・・・など、産後でまだカラダも回復できていない状況での赤ちゃんのお世話に負担がかかり過ぎていたり、何かわからないけれど不安があったりするママは頼って欲しいです。
どんな滞在ができるのか?それは2パターンあります。⑴ショートステイと⑵デイサービスです。
⑴ショートステイ(宿泊型)
[時間]10:00〜翌日朝10:00まで
[利用料]5600円(1泊昼夕朝3食付き)
※市民税非課税世帯・生活保護世帯は利用料は1400円
⑵デイサービス(日帰り型)
[時間]10:00〜19:00
[利用料]2800円(1日昼夕2食付き)
※市民税非課税世帯・生活保護世帯は利用料は700円
※ショートステイとデイサービス合わせて1人7日間利用可能です。
※上のお子さんは一緒には利用できません。
利用可能施設は、市内8箇所あります。開始当初よりも現在は施設が増えています。出産した産院でも利用できますし、そうでない産院も利用できます。
・あきせウィメンズクリニック(田宮本町)
・あん助産院(藤阪元町)
・イワサクリニック(香里園町)
・折野産婦人科(楠葉朝日)
・市立ひらかた病院(禁野本町2)
・なりもとレディースホスピタル(岡東町)
・はるか助産院(三矢町)
・ゆずりは助産院(氷室台1)
※各施設に申し込みや問い合わせはできません
申込方法は、保健センターにまずは連絡をしてください。妊娠中からも申請できますので、出産されてそのまま産後ケア入院に入ることも可能です。母子保健コーディネーター(助産師)が電話・訪問・面接等で相談を受け、利用施設や日程などの調整を行います。利用しようか迷っている場合でも、一度電話して聞いてみることをお勧めします。施設の状況などにより調整に数日を要する場合がありますので、日程に余裕を持って申込される方が安心です。
産後に、実母や義母の援助が受けれなかったり、様々な事情で一人で子育てをすることになる方もおられると思います。誰かに頼ることが苦手だったり、自分一人で抱え込んでしまったり、産後はホルモンの変化による自分ではない自分が登場するんです。そんな母としての一歩を踏み出しているママは、交通事故にあったような怪我の状態の身体で、心も揺すぶられている中で、小さな小さな大切な命を育てるお世話が始まります。その緊張感に怖くなったり不安になったり、もちろん可愛くて幸せいっぱいに感じて高揚する時もあります。そんな時期だからこそ、サービスを利用して身体を休めて、心と向き合って欲しいと思っています。
保健センター(地域健康福祉室 母子保健担当)
電話:072-840-7221
FAX:072-840-4496
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