2023.05.17 Wed
食費等の物価高騰に直面し、影響を特に受ける低所得の子育て世帯(以下「ひとり親世帯」という。)に対し、その実情を踏まえた生活の支援を行う観点から、国において、「児童扶養手当受給者等の低所得のひとり親世帯やその他の住民税均等割が非課税の子育て世帯等に対し、児童一人当たり5万円の特別給付金を支給する」ことが決定されました。物価高騰対策給付金の〈令和5年度低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金〉は、いつ支給されるのでしょうか。
《ひとり親世帯分》
令和5年3月分の児童扶養手当を受給した方は、申請不要です。
6月中旬に、児童扶養手当支給口座へ振込を行う旨の通知を送付される予定です。
《ひとり親世帯以外の子育て世帯分》
令和4年度その他世帯給付金受給者は、申請不要です。
6月中旬に、令和4年度子育て世帯生活支援特別給付金(その他世帯分)を支給した口座へ振込を行う旨の通知が送付される予定です。
対象は、18歳に達する日以後の最初の3月31日まで(児童に政令で定める程度の障がいのある場合は20歳未満)の児童を監護・養育する方のうち、令和5年3月分の児童扶養手当を受給した方、公的年金等を受給していることにより令和5年3月分の児童扶養手当の支給を受けることができない方、食費等の物価高騰の影響を受けて家計が急変し直近の収入が児童扶養手当を受給している方と同じ水準になっている方、また令和4年度に支給された子育て世帯生活支援特別給付金(その他世帯分)を受給された方です。
4月に値上げされた食品や飲料は「再値上げ」や価格を変えずに内容量を減らす「実質値上げ」を含めて、5106品目となったそうです。品目別で最も多いのは「加工食品」で、全体のおよそ4割を占めていて、具体的にはハムやソーセージのほか牛乳やバターといった乳製品などが値上げされます。また、5月に値上げされる品目数は700あまりですが、6月はカップめんやのりなど2390品目が値上げされる見通しだということです。
値上げのペースは、去年よりも加速しているということで、調査会社では、「原材料価格の高騰に加えて、輸入小麦の価格改定で今後、パンや麺製品の価格が上がる可能性もある。また、電気代の高騰も価格の上昇圧力の要素となり、頻繁で断続的な値上げの動きは10月ごろまで長引く可能性もある」と話しています。
2023年4月以降の食品や飲料の値上げによって、2人以上の世帯では平均で年間およそ2万6000円負担が増えるという試算を民間の調査会社がまとめたそうです。子どもがいる子育て家庭において、食費は家計の多くを占めます。食品の値上げによって、十分な量の食事を用意できないなどの事態になることは言うまでもありません。スーパーでの買い物よりもディスカウントストアやスーパーのセール品を利用することがおすすめです。また、まとめ買いをすることで割引価格で購入することができます。食品ロスを減らすためには、賞味期限の短いものを買わず、必要な分だけを買うようにすることも大切です。このような工夫をすでにしているご家庭も多いかと思います。今回の物価高騰対策給付金は、助けになる家庭が多いのではないでしょうか。
合わせて、【本日申請開始!大阪府「子ども食費支援事業」でお米などがもらえる!】は、申請受付期間が6月30日(金)23:59までとなっています。忘れずに申請して、お米等をもらいましょう!
参照・参考サイト:
厚生労働省「低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金」
枚方市「令和5年度 低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)について」
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