2022.01.11
子どもとの会話の中で、「なんでそんなことを知ってるの?」と思うときはありませんか?その理由に「だってこの間絵本で見たもん」ということが4歳を超える頃から増えてきます。親の方が「へぇー!そうなん!」と感心させられる程、絵本は子どもの成長や教育には欠かせません。知識・気持ち・生活リズム・考え方・想像力など絵本を通して学ぶことは大きく、絵本の力に助けられることは多いでしょう。
絵本といえど、その種類は多様です。その中で、『しかけ絵本』はご存じですか?子どもは、乳児期・幼児期に指先を使うことで脳に適度な刺激を与え、知的に発達していきます。まさに仕掛け絵本にあるひらく、つまむ、ひっぱる、めくる、とじる…は、子どもの知育に最適です。また、ママに読み聞かせてもらうだけでなく、子ども自身も指先を動かしながら楽しめる参加型なところも、子供の積極性や自発性を高めてくれます。仕掛け絵本の醍醐味といえば、なんと言っても開いたときの“驚きと感動”です。その積み重ねこそが人の脳を活性化させると言われています。
仕掛け絵本は作りが凝ってるがゆえに、とにかくデリケートなのが特徴です。せっかく買い与えてあげても、目を離して気づいたらビリビリに破れ、仕掛けが無残な姿に…なんていう経験のあるママも多いのではないでしょうか。でも、だからこそモノを大切に扱うことを教える絶好のチャンスです!小さいうちは、一緒にママも仕掛け絵本を楽しみながら、“やさしくめくろうね!”“大切に使おうね”と、声かけをすることでモノを大切にする心を育みます。
そうは言ってもやはりボロボロにはされたくなーい!仕掛け絵本って立派で綺麗な作品だからこそ、お値段もそこそこするし、大切に持っておきたい気持ちも大人はあります。だから子ども一人で読ませず、ママは子どもと一緒に読むようにしてみます。すると、自然とコミュニケーションの時間が増えたそうです。仕掛け絵本は子どもとママをつなげてくれる素敵なツールにもなるんですね。
『ひらいてびっくり!しかけえほんの世界』
国内外のしかけ絵本を集めた特別展示です。枚方市が所蔵している貸出可能のしかけ絵本も用意されます。来場者には、おうちでカンタンに作れるポップアップカードのキットをプレゼント。
おとなもこどももアッと驚くことまちがいなし!精密なしかけ、驚異の立体感をぜひお楽しみください。
◆日時:2022年1月8日(土)~29日(土)
※25日(月)は館内整理日のためお休みです
※最終日の29日(土)は17時までとさせていただきます
◆場所:さだ図書館カウンター前
参照・参考サイト:枚方市立蹉跎生涯学習市民センター・蹉跎図書館
https://sada.hirakata-sg.jp/archives/3992