2021.08.11

図書館で知る日本の歴史。子どもたちへと語り継いでいく話とは。

2021年は戦後76年になります。夏休みには、平和学習として戦争の映画を見たり、戦争の話を聞いたり、経験したことのない私たちは学習して学んできました。私が小学生や中学生のころはまだまだおじいちゃんやおばあちゃんは戦争の経験者で、当時の話を直接聞いたりしていました。生の話を聞くことはとても印象的で、まるでその時のことを思い出せるかのように臨場感のある語り手の空気に、私はやたら緊張したことを覚えています。ですが、私の祖父母ももう亡くなりました。私の子どもたちの祖父母にあたる私の父母は、戦争を知らない世代です。当時のことを経験した人はいなくなる時代になってきました。

 

とはいえ、戦争のことは子どもたちへと語り継いでいくべきです。子どもたちにはどのように伝えていきますか?経験していない私たちが伝えていく方法のひとつには写真があります。

 

枚方市中央図書館では、写真で戦争のことを伝える特別展が開催されていました。ただの写真ではなく、当時の白黒写真をカラーにしたものを明日まで展示されています。

 

令和3年度(2021年度)の平和資料室特別展では、東京大学学生の庭田杏珠さんと渡邉英徳教授による「記憶の解凍」プロジェクトが著した書籍「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」(光文社新書)から選んだ、戦前~戦後の写真約30点をパネル展示します。
AI(人工知能)技術と戦争体験者との対話・資料などをもとにカラー化した写真には、「原爆や戦争・平和について自分ごととして想像してほしい」という想いが込められています。(引用:枚方市ホームページhttps://www.city.hirakata.osaka.jp/0000035882.html)

 

ただ単に色付けしたわけではなく、戦争体験者と対話などを元にしてあります。当時のことをより再現しやすい視覚的効果を生み出しています。

 

会場では、広島のサダ子さんの像に飾る千羽鶴を作るコーナーもあり、会場スタッフのおばちゃんが子どもたちに教えてくださいました。鶴の意味も少しお話してくださり、真剣に聞いていましたよ。

 

【平和資料室特別展「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」】
期間:7月31日(土)~8月12日(木)
時間:午前9時30分~午後7時(金曜休館、土・日・祝・最終日は午後5時まで)
場所:枚方市立中央図書館1階平和資料室
その他:入場無料。申込不要。点訳資料あり。

 

中央図書館には、平和と戦争をテーマとした絵本や写真集なども紹介されています。教科書にも出てきた「ちいちゃんのかげおくり」などは記憶にあるパパやママもおられますよね。私もよく真似してかげおくりしていました。「はだしのゲン」は漫画だけでなくアニメで見た方もおられるかもしれません。子どもの年齢と、その資料の描写によっては語り継ぐタイミングは重要かと思います。子どもが興味や疑問に思ったときには、図書館で絵本などを使い、語り継いでほしいと思います。今ある命を大切にする。未来を生きるこどもたちのためにも忘れないでいたいですね。

 

枚方市内の各図書館では、このようにシーズンのテーマを紹介したコーナーも設けてあります。子どもたちに季節感のある絵本を家で読んだり、図書館でもボランティアさんによるおはなし会も開催されています。

 

【ボランティア団体「かみしばいや」のおはなし会】
日時:8月14日(土)午後3時
場所:津田図書館
参加費:無料
問合せ:電話050-7102-3123

 

参照・参考サイト:枚方市ホームページ
https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000035882.html