2021.06.30

保育士からママへのお便りが気になる!枚方市中宮の保育園に潜入

育休中のママにとって気になるのは、やはり保育園のこと。「保活」(保育園の子どもを入れるため保護者が行う活動)という言葉があるくらい、保育園について知りたい!という声が多くあります。そこで、枚方市にある保育園の様子を取材させていただきました!

 

今回は、枚方市中宮山戸町15-1にある【中宮まぶね保育園】です。

中宮保育所は、枚方における公立保育所の第1号として誕生して以来3度の新築、移転がおこなわれた古い歴史を持っています。枚方市立中宮保育所は1949(昭和24) 年6月、幼児15名(3歳以上)の小規模の保育所として開所、その後、入所児が100名近くにも増加し、1958(昭和33)年4月に最初の建て替えが行われ、さらに15年後の1974(昭和49)年9月にも建て替えられ、0歳からの保育が実施されました。保育所周辺には、田畑や住宅街、堂山公園、須山公園、中宮公園、百済王神社等があり、中宮保育所の子ども達は自然のなかでのびのびと遊んだり、近隣の保育所や高齢者をはじめ地域の人たちとかかわりを持つなど、地域に根差した保育所となっていました。
2016年より、民営化され、社会福祉法人日本コイノニア福祉会が運営する中宮まぶね保育園へと変わりました。

 

まずは、園庭です。とても大きな遊具に大きな砂場があります。周りには田んぼや畑があり、風がよく抜ける自然を眺めることができる園庭です。よく柵越しに、畑をしているおじいちゃんと会話したりするんだそうです。畑にいれば、カエルを取ってくれることも!

 

給食室は、ガラス越しに中の様子を見ることができる作りになっています。子どもたちの健康を考えて作られたおいしいメニューばかりです。給食室ではコロナで旅行のできない子どもたちに日本全国のご当地料理を給食で提供し、旅行した気分と日本の味を知ってもらう取り組みもされていました。とてもいいアイデアですよね!

 

こちらは0歳児クラス。ちょうどお昼ごはんの時間。子どもたちはミルクを飲ませてもらっています。早々に眠くなっている子もいたり、一生懸命に飲んでる子もいました。子どもに合わせたペースで、順番に授乳しておられました。

 

1歳児クラスでは、給食中にお昼寝の用意が進んでいます。窓の外には園庭とは別に、小さいお友達がゆっくり遊べるように、小さい庭も設置されていました。

 

こちらは2歳児クラス。それぞれ椅子に座り、自分で給食を食べています。まだまだ上手にできない子が多いので、先生が補助してくださっています。コロナ対策でアクリル板を設置されたそうです。子ども同士の食事では、食事環境も大切と園長先生は話されています。やはり顔を見て、美味しいね!と言い合いながらワイワイ楽しく食べてこそ、食育は活かされます。工夫をして、尊重したいところですね!

 

こちらは4歳児クラス。天井には、子どもたちが制作した作品が飾ってあります。天井から下がっていると、クラスの雰囲気も楽しくなりますね!この年齢になると、黙々と給食を食べる子ばかり。午前中にいっぱい遊んでお腹が空いているので、食べるのに必死です。その姿もまた微笑ましい限りでした。

 

5歳児クラスは、給食時間が少しズレるので、他のクラスが給食中、5歳児さんは制作をしていました。それぞれ絵を書いたり、お友達と楽しくお話しながらやっています。

 

手が汚れたら、自分で洗う。中宮まぶね保育園がめざす子ども像「自分で考え意欲も持って行動する」という姿が見受けられました。ちょっとしたことですが、子どもにとってとても大切で尊重したいところですね。

 

こちらは、遊戯室。運動をしたり、発表会などで使われます。光が差し込む広いお部屋です。中宮まぶね保育園では、園内には独自の取り組みが随所にありました。

 

エントランスを入ってすぐ、給食室の前には、子どもの高さにこんな仕掛けが設置してあります。小窓の鍵はすべて違うんです。手先を使って脳を刺激する、中に何があるのかなと好奇心に呼びかけるちょっとした仕掛け。「意外とみんな立ち止まって、ガチャガチャとやってみてるんです。鍵はどれも違うからやり方も違う。子どもたちも開けようと挑戦していますよ」と話す園長先生は、実際に開けながら教えてくださりました。

 

各クラスの入口には、名札をつけて連絡帳を入れるポケットが用意されています。高い位置にあるので、子どもは手が届きません。大事なお手紙も入っているので、触られない工夫がしてあります。キルト生地なのが、私としては可愛くていいなと思いました。

 

配られるお手紙には、その日の様子を写真でおたよりにしてくださっています。子どもたちが日中、どんなことをして、どんな表情で過ごしているのか。こうやって写真でくださるととてもわかりやすいですし、安心しますね。掲示もされているので、お迎えに来る保護者のみなさんはこれを楽しみにされているそうです。

 

写真だけでなく、先生による手書きのおたよりも掲示されています。クラスでこんなことをしたよと報告してくださっているのですが、なんと子どもたちの細かい会話まで書いてあるんです。おしゃべりができる年齢だと、本当におもしろい会話をしているので、読んでいて微笑ましくて、そのシーンをイメージできました。仕事での疲れも吹っ飛ぶようなかわいいコメントが書いてありました。先生たちの配慮が嬉しいですね!

 

日中の様子を伝えるおたよりは、まだあるんです!階段下には、5歳児クラスのその日のお当番さんによる絵日誌が飾られていました。子どもたちの見えているもの、考えているもの、先生が注釈を入れてくれて解説してくださっていて、子どもたちに丁寧にヒアリングしているのがわかります。自分の子どものものではなくても、これを見るのが楽しみになりますよね。子どもたちの表現力を見て、すごいなーと感心させられています。

 

4歳児クラス前の廊下には、こんなスペースがありました。ここは、一人になりたい子、自分の世界に入りたい子のために避難所のようなものだそうです。障害児保育もしている中宮まぶね保育園のこの配慮は、Haru運営部としてもとても感銘を受けました。集団保育だから、集団でいないといけないという縛りはなく、豊かな感性を尊重してくれる環境はとても助かります。障害がなくたって、お友達と喧嘩して頭を冷やしたいときだってありますしね!子どもたちの気持ちに寄り添うスペースです。

 

防災や安全にとても配慮されている中宮まぶね保育園の階段はとても広く、避難がしやすいです。もちろん送迎時の保護者同士のすれ違いもスムーズです。

 

これが扉の鍵。子どもたちは手の届かない1番上にあります。木で作られた安全への工夫も、原始的であったとしてもそれぞれが意識しておけば危険から守れます。そのほかにも、災害時に避難することを考えて、私服午睡や上履きを常時仕様するなど保育における工夫をされていました。

 

中宮まぶね保育園の先生方による温かい眼差しを、随所に感じる取り組みをご紹介させていただきました。

 

保育園の見学に行くも、どこを見ていいのか、何を知ればいいのかわからないという声も多いです。今回の内容もぜひ参考にしてみてください。

 

中宮まぶね保育園
住所:枚方市中宮山戸町15-1
TEL:072-840-2780
HP:https://www.koinonia.or.jp/nakamiya/