2021.04.19
子どもが産まれてひと段落してくると、「そろそろかなぁ?」と考え出す夢のマイホーム購入。自分の持ち家が欲しいなぁーって思ったことはあると思います。一軒家がいいとか、マンションがいいとか、それぞれ思い描く理想の家ってありますよね。とはいえ、購入するにも金額が高い買い物ですから、慎重に考えていかねばなりません。
枚方市では若い世代が枚方市に根付いてもらいたいと、2020年度「若者世代空き家活用補助制度」をスタートさせています。広報ひらかたにも掲載されていましたので、目にした人もいるかもしれません。
この制度では、昭和56年の建築基準法改正前の耐震基準で建てられた木造住宅をリフォームするか、解体して新築した場合に100万円を補助されます。耐震関係補助金との併用も可能で、併用すると最大205万円が補助されます。18歳以下の子供のいる世帯か、夫婦とも40歳未満の世帯で、市外に1年以上、もしくは市内の賃貸住宅に1年以上住んでいれば応募できます。
空き家問題は全国ニュースになるくらい注目はされています。誰もいない家が横にあると防犯上もよくありません。知らない間に誰かが住んでいたり、手入れされていない庭だと木々が伸びて近隣に侵入してきたり、衛生上もよくないです。さらには、放火やボヤでもあれば、住人がいなければ気づかれにくく、火が広がって自分の家も焼けてしまう恐れもあるのです。そんなことも考えたことなかったけれど、こう言われると怖くなってしまいますよね。
枚方市ではこの空き家問題を活用して、若者夫婦や子育て世代に対してこのような補助制度を設けています。どの自治体もしているとは限りません。家の購入を検討した時、どこの場所に住むのかも大切なポイント。空き家になっている場所が好立地で、普段の生活に便利な場所なのであれば、この制度を使って購入した方が助かることもあるということですね。
お隣の交野市では便利な生活環境をアピールして、Uターンを誘致する補助金制度を28年から運用しているそうです。両親が5年以上交野市に在住し、同居のために子供が市外から転居したり、実家をリフォームしたりした場合、最高で20万円の補助金を支出する「同居近居促進事業」です。交野市内にはJRと京阪電鉄の二つの鉄道が走り、複数の駅が点在することによって、自宅から駅までたいてい徒歩で移動できます。自然も多く、広い土地を活用できるからこそ、この制度は活かされますね。
夢のマイホームを購入しようかなと考えている時、こんな制度もあることを知っておくとまた違うかもしれません。枚方市はより子育てをしやすいように、多方面から様々な制度を設けてくれていることは嬉しい限りです。
参照・参考サイト:枚方市ホームページ
https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000028668.html
「若者世代空き家活用補助制度」
詳しいお問い合わせはこちら
住宅まちづくり課
TEL:072-841-1478
参照・参考サイト:交野市ホームページ
https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2021033100145/
「同居近居促進事業」
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都市計画課
TEL:072-892-0121