2021.03.28

運営部のオススメする絵本「14ひきのあさごはん」

Haru運営部のオススメする絵本コーナー
今日のオススメは「14ひきのあさごはん」

14匹シリーズは、本屋さんでも図書館でも目にしたことありますよね?こちらもパパママたちにも懐かしい絵本です。「14ひきのあさごはん」はシリーズ最初に1983年に「14ひきのひっこし」と共に発刊されました。あー私は産まれてないわ!(笑)と1983年という数字を見て思いましたが、きっと私も母や幼稚園の先生に読んでもらったことがあるのでしょうね。可愛いネズミさんの絵のタッチが、どこか懐かしく思わせてくれます。

 

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、そして子どもは10匹!!今ならテレビで紹介されちゃう大家族の構成ですよね。10人も子どもがいるのかと想像すると、2人でも大変だと感じている私には未知の世界。ですが、絵本ではなんとも素敵な家族の1日が描かれているのです。

 

朝、1番早く起きるおじいちゃんから、次はママと順番に起きて来ます。そして、顔を洗ったり、野いちごを積んだり、家族みんなで朝ごはんの用意をしていきます。人数が多いからこそ、分担をして、パパもおじいちゃんも協力して準備をしていくのですが、その中のイラストには自然が豊かな生活の描写が細かく描かれています。本文は、「だれ?」「なに作ってる?」と疑問系のところもあって、親子で読んでいると会話が生まれる仕組みにもなっています。絵を見ながら「あ、これかもしれない!」と子どもが見えている世界を発見し、意外な一面を見ることができそうです。最後には、大きなテーブルを囲んで、みんなで食事をします。家族みんな揃って取る食事は、1日の始まりを優雅に始めさせてくれますね。日常の生活ではどうしても朝はバタバタしてしまうもの。絵本のような優雅な朝なんてのは子育てをしている間は難しいものですが、家族が顔を合わせて食事することの大切さは心に止めておきたいですね。

 

参照:絵本ナビ
作:いわむら かずお
出版社:童心社