2021.02.01

誕生記念を祝う赤ちゃんの髪の毛で作る筆

「赤ちゃん筆」って聞いたことがありますか?赤ちゃんが使う筆ではないですよ。赤ちゃんの髪の毛で作る筆のことを言います。結構昔から理髪店などでものぼりが出ていたりして、街中でその言葉を見たことがある人もいるでしょう。赤ちゃんの髪の毛って短いし、少ないし、それが筆になるんだろうか?と疑問に思う人もいるでしょう。そして、何のために作るのか。

 

赤ちゃんの髪の毛は、ママのお腹の中にいる時にはすでに生えています。お腹の中にいる時に作られているのです。いわゆる産毛です。1度もカットしていない毛先は柔らかく繊細で、穂のように細く、一生に一度しかない非常に貴重な髪です。一度カットしてしまうと、毛先は断面になってしまい、もう「穂」のように細くはなりません。これを誕生の記念として残すための手段が「筆」にすることです。

 

筆にすることの意味もあります。やわらかくしなやかな赤ちゃんの髪は代々の血脈を伝え時代を超えた温かい愛情を表現しています。その清らかで神聖な赤ちゃんの産毛(毛髪)…。健やかに育つようにという親の想いと、またこの世に生を受けた喜びと頭脳明晰と長寿・幸せを願っているのです。

 

作ったらどうするのか。大切に保管をして、我が子の節目の時にプレゼントをすると良いでしょう。結婚式の時は、この筆を見るだけでいろいろと思い出して泣けてしまいそうですね。

 

作りたいと思ったら、まずは作成できるかどうか美容院に問い合わせましょう。どこでもできるわけでもないですし、赤ちゃん筆のためのカットをしたことがない美容師さんだと、長さが足りなかったりと失敗してしまう事例もあるようです。しっかりと作ってくれる業者と連携されている美容院だと安心ですよね。また子どもの初めてのカットをするわけですから、子どもの髪を切ることに慣れているかどうかもポイントですね。真剣な顔でハサミが近づいてきますし、美容院独特の薬剤の匂いを嫌がって泣いてしまったり、押さえられることで恐怖を感じたりしますので、寝ている時に切ってもらったり、赤ちゃん自身に美容師さんに慣れておいてもらうことも良いかもしれません。

 

我が子の成長の過程で目にする「初めて」のこと。毎日必死に子育てしている親にとったら、初めての経験と成長の過程や結果は本当に嬉しい出来事です。ただの髪の毛って思うこともあるでしょうが、それは親にとってはかけがえのない大切な我が子の一部分なのです。