2020.12.11

子どもの知能や技能の発達にも関わりの深い、微細運動能力。

日常生活で手先を使う場面はたくさんあります。例えば、鉛筆で字を書くとき、お箸でごはんを食べるとき、靴ひもを結ぶとき…大人になった今では当たり前のようにできますが、子どものころは難しいものでしたよね。では、一体私たちはどのようにして手先を上手に使えるようになったのでしょうか?その答えは「微細運動能力(fine motor skills)」の発達にあります。

 

微細運動能力」とは、手や指を使って細かな作業をするための力です。

 

この力を上手に使えるようになることで、小さな筋肉をコントロールして指先の力を加減したり、視覚や触覚などの感覚と「協調」させていくことができるようになります。細やかな作業を通し、目で見た情報に合わせて手先を連動して動かし養われていくんですね!

 

生後6ヶ月ぐらいのとても小さいころから、徐々に手指の使い方に発展がみられます。微細運動能力の発達と同調して、知能や技能も発達していくので、実践する機会をたくさんつくってあげましょう。一気に能力が高まるような性質のものではありません。毎日、少しでも取り組むことがとても大切です。

 

把握反射が優勢な時期は、手に置かれたものを握りしめるだけですが、生後6ヶ月頃から物をつかむ以外の動きが増え、持つ手を替えたり、2つの物を打ち合わせたりする動作が見られます。この時期はボールやブロックなどを与えてみましょう!
10ヶ月頃から親指と人差し指だけでつまめるようになってきます。色んなボタンを押すのが大好きな時期です。ビー玉やポンポン等を器に入れるアクティビティを楽しみます。

 

1歳ぐらいになると、クレヨンやスプーンなどの道具を操れるようになります。トングやスプーンで物を移動させたり、指先の力や器用さをつけるため、シール貼りや積み木重ねなどにチャレンジしてみましょう!

 

微細運動能力の発達をサポートするアクティビティは、お家にあるものを使って作ることもできます!簡単にできるオススメのアクティビティをご紹介します♪

 

ストロー落とし

10センチ程に切ったストローやアイスの棒をペットボトルの口から入れ、落とします。指先の感覚や集中力が養われます。

 

洗濯バサミフラワー

ダンボールなどの厚紙を丸く切り取り、その周りに洗濯バサミをつけてお花を作りましょう。

子どもの知能や技能の発達にも、大きく影響してくる微細運動能力。成長するにつれて知らず知らずのうちに備わっていくものでもあります。ただ、子どもたち一人ひとりの感覚の感じ方の違いを知ることで、それぞれのお子様に合わせたあそびなど関わり方を工夫して、より一層の発達を促進させることが可能です。

 

お話を聞かせてもらった、さくらインターナショナルスクール枚方校さんでも、子どものチャレンジする姿勢を大切にして微細運動能力の発達を意識した取り組みも行われています。
12月も授業の体験会や、施設の見学会も開催されているのでぜひ♪

 

詳しくはこちらから
さくらインターナショナルスクール枚方校
住所:大阪府枚方市三栗1丁目1-17
Tel:072-840-9119
営業時間:7:30~19:00
駐車場:有り
HP:https://www.kansai-intlschool.jp/